こんにちは!KNIT@DAISYです。
編み物を編んでみたいけど、初めてだからよく分からない・・・とか
子供の時にはやったんだけど、もう忘れちゃったという方のために、
ニット講師の私が、僭越ながらアドバイスなどさせていただけたらと思っております。
可愛い!これを編みたい!そんな作品を見つけた時こそ基礎が大切
今回は、「その作品を編むために必要な編み方が理解できているか」についてお話ししたいと思います。
かわいい編み物の本などを見つけて、編んでみたいなぁー!という気持ちが湧いてきた時こそが
編み物スタートのチャンスだと私は思うのですが、
そのままその一目惚れをしたものを編もうとすると、かなりの確率で高い壁に出会うと思います。
ゆっくり一歩ずつ階段を登って、いつの間にか壁を越えられるように、
まずは一旦落ち着いて、一つ一つの編み方を確認してみましょう。
編み図ってどんなの?
さて、では、まず編みたいものを見てみます。
編み物の説明というのは、大体が「編み図」というもので書かれています。
ちょっと脱線しますが、日本の編み図を表している「編み目記号」は、JIS(日本工業規格)で定められているものなので、海外のものには記載されていないんですよ。
英語圏の編み物の本は、なんと、一目一目を言葉で書いてあるんです。
「Begin with sliding loop, ch 4,dc(double crochet) in ring…」みたいな感じで。
私は英語が詳しくないからかもしれませんが、日本の編み図って分かりやすい!って思います。
かぎ針編みでも棒針編みでも、日本のものには必ず編み図と丁寧な編み方の説明がついていますから、
まずはそこをなんとなく見てみましょう。
「輪の作り目をし・・・」とか「指で作る作り目をし・・・」とか「別糸の鎖編みから目を拾い・・・」とか
最初から「???」となるような編み物用語が出てきますね。
編み物は、まず編み始めがつまづくポイントだと思うのです。
編み始めを作ってしまえば、あとは同じ繰り返しが続くことがほとんどなのですが、
編み始めって一つの作品で一度しか練習できないですもんね。
でも、ここで挫折はまだもったいないです!
まずはここからです。作品とは別に何度か練習して、階段を一段登りましょう。
こんなごちゃごちゃの編み図、意味がわからない!と諦めないで
さて、編み始めの次は編み図を見てみたいと思います。
全体を見ると、記号がぎっしりと詰まっていて、「いやー!なにこの細かいの!」ってなりがちです。
でも、実際に編み図を読んで編んでいくのに必要なのは、
活字を読む時のように、一つ一つの文字を理解して、一つ一つをたどっていくことです。
編み図記号自体はたくさんの種類がありますが、実際に作品に使われている編み方というのは何種類もあるわけではありません。
記号の意味が分からなくても、まずは一度、記号が何種類あるか、その記号は一体なんなのか、なんとなく眺めてみてください。
「3種類くらいしか使ってないんだなー」とか「この繰り返しなんだ」とか、
全体を眺めてごちゃごちゃに見えていた編み図が、記号一つ一つをなぞることでなんとなく解けていくといいなと思います。
こんな風に、まずは編みたいものがどうなっているのか、その記号はなんなのか、一度ゆっくり見てみてくださいね。
これならできそう!と思えたら、また一つ階段を登れたことになります!
実際の編み方などは、また別の記事で写真か動画をつけて掲載したいと思います。
まずは、編み始める前の準備ということで、大切な一つのステップとして受け止めていただけたらと思います。
ではでは、今回はこれにて。
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