こんにちは!KNIT@DAISYです。
「わー!これ可愛い!こんなの編んでみたいなぁー」って思う本を見つけた時、その作品に使う毛糸の種類とか、編み針の種類や号数は必ず確認すると思いますが、同じような場所に書いてありながら見落とされがちなもの。
それが「ゲージ」です。
「・・・ゲージって何?
よくわからないけど、まあいいか。」
って、私もしばらく見て見ぬ振りをしていました。
が、甘く見てはいけないのです。
特にセーターや帽子などの身に付けるものを編む時は。
このゲージについて、お話をしていきたいと思います。
ゲージって何?どういう意味?
「まずは作品を編む前に練習してみましょう」っていう意味なら、別に編みながら慣れるからやらなくてもいいよね?」
と考えて、いきなり作品を編み始める方もいらっしゃると思いますが、実はゲージはとても大切です。
ゲージというのは、「10センチ×10センチの範囲に何目何段あるか」というのが表されています。
これが一体なんなのかというと、その作品を割り出し(製図をして、サイズ通りに編むために目数や段数を決めること)した時の目数と段数の目安です。
だから、「本に記載されているゲージと全く同じであれば、同じサイズの作品が出来上がる」のです。
あみぐるみやコースターなど、サイズが多少変わっても問題のないものは気にしなくていいと私は思うのですが、セーターや帽子など、サイズが少し違うと困っちゃうものを編む時には、ゲージは大切な役割をします。
身に付けるものを編むなら、ゲージは必ず編んだ方がいい!
生徒さんたちや友達と編み物をしていて思うのは、同じように編み方を説明しても個性が出るということです。
きっちりきつく目が締まるタイプの方と、ふんわりゆるく編む方と、同じものを編んでも仕上がりの大きさはだいぶ違います。
例えば、こんな感じ。

サイズ比較
これは、同じ目数×段数を、私が力加減を変えて編んだものです。
左がゆるめ、真ん中が標準、右はきつめで編みました。
大きさはこんなに違います。
この違いが積み重なると、Mサイズで編むはずのものがLにもSにもなるし、もっと言うと、袖が短くなったり長くなったりしてしまいます。
それを防ぐために、自分の編み方でゲージを測るのです。
それを参考に、本に載っているゲージと自分のゲージとのサイズの違いを知って、調整することで、なるべく誤差のないようにすることができます。
自分の編み癖がゆるいのかきついのかを知るためにも、編みたい作品を編む前に、ゲージは編んでみるべきだと思います。
「本に載っているものに近いサイズにできるか」
「着られるものを仕上げられるかどうか」
という大切なところに関わってきます。
余計に編むのはしんどいなーと思うかもしれませんが、満足のいく作品を完成させるためにも、ゲージは測りましょう。
その努力は必ず報われますよ〇(*≧▽≦)о
「ゲージとは何か」のまとめ
◎ゲージとは、作品の大きさの目安になるもの
◎サイズが大切な作品を編むのなら、必ずゲージを測る
◎ゲージを測ることで、自分の編み癖が分かる
わ、長くなっちゃった!
最後までお付合いいただきありがとうございます!
次は、正しいゲージの測り方と、簡単なサイズの調整方法をお伝えします。
では、今回はこれにて!
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